省エネ住宅を建てるポイント~「断熱性能」について~

省エネのことを意識される方のなかで、よくご質問いただくのは
「どんな種類の断熱材がいいのか?」ということについてです。

「断熱材として優れた素材を使いたい」とか
「環境に良いものを使いたい」という思いで、お尋ねになると思います。
しかし、実は断熱材にはそれほど多くの種類があるわけではありません。

熱伝導率というのは、同じ厚みのときに、どれだけ熱が伝わるかという指標です。
数値が大きいほど熱が逃げていきやすい、つまり「寒くなりやすい」ということになります。

大事なのは、断熱材の種類ではなく、断熱材の厚さで
素材として最もよく使われているのは「グラスウール」です。
不要になったガラスを溶かして繊維状にしたもので、リサイクル品となっています。

木質繊維や、羊毛など、自然素材もありますが
グラスウールと比べて、断熱性能が良いというわけではありません。
そのほか、同じ厚みで高い断熱性能を発揮するのが、プラスチック系の断熱材です。
梱包材として使われるポリスチレンフォームもそのひとつです。

建物が外に接している壁、天井、床、そして窓は「外皮」と呼びます。
この外皮から、冬は熱が逃げ、夏は熱が入ってきます。
断熱性能は、この外皮全体の性能をあらわす指標「UA値」を使います。

熱の逃げる量をあらわし、この数値が小さいほど省エネです。
建物の断熱性能を考えるとき、このUA値をチェックすることがポイントです。

「株式会社Ace」では、これまでに数多くの環境・健康に配慮した
住宅性能の高い家づくりをコンセプトに住宅の施工を手がけてきました。
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